映画「ズートピア」を観てきた。ニックがいい!メッセージ性が強い作品でした。あともふもふしてた。
ズートピア MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2016/08/24
- メディア: Blu-ray
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こんにちは、えこみみです。
ディズニーの映画「ズートピア」を観てきました! ネットでの評判もよかったので、特に気負わずに観てきたのですが、 評判に違わず面白かったです。 2時間の映画があっという間でした。
せっかくなので感想を書こうと思います。
以下、ネタバレを含みそうな内容になりますので、注意して下さい。
ニックがいい!
この映画の主人公は、ウサギのジュディ・ホップス。彼女は猪突猛進型で、 なんでも前向きに捉えようとする、まあ、ちょっとうざったいキャラです。
そんなジュディが、ひょんなことからキツネのニックと出会って、一緒に失踪事件を負うことになっていくのですが、 ニックのキャラクターがあまりスレていないところが素晴らしい。 初めのほうこそ、「詐欺師」というちょっとスレた感じのキャラクターなのですが、 ジュディと出会ってからは、段々と魅力的なキャラに。 ジュディとの掛け合いが、とても微笑ましいですよね。
この映画で、一番いい変化を遂げたのがニックなのではないかなと思うぐらい。 少し冷めたような感じの、ジト目も、愛らしいです。
ナマケモノ
印象に残っているシーンといえば、免許センターのナマケモノのシーン。
ただでさえ動作が遅いナマケモノに対して、ジュディと一緒にイライラしたりもしましたが、 ニックがジョークを挟んでさらに遅くさせているのが面白かったです。 このナマケモノの場面は、映画のラストにつながっているのも上手いなと思いました。
ストーリーは結構考えさせられる
ズートピアは、子供の目線からみると、「夢は追い続ければ叶うもの」というわかりやすい形で表現されていると思います。 ジュディは「ムリだ」と言われていた警察官になれて、誰も解決できなかった難事件を解決していく。 ナマケモノの挙動は面白いし、オオカミの遠吠え連鎖も面白い。ジュディはもふもふしているし全体的に可愛い。 少し怖いところはあるけど、子供視点でも、面白い内容になっています。
一方で、大人目線で見ると、この映画は、種別差別、ステレオタイプのイメージによる偏見、など、差別や偏見の問題として取り扱われている事がわかります。
ジュディは警察学校をトップで卒業しても、ウサギという体格からか、担当させられるのが交通整備であったり。
ジュディの両親は、こどものころのジュディに、警官になる夢を諦めさせたり、 警官になったあとも交通整備に配属されていることを喜んでいます。
キツネは信用できない、というステレオタイプの発言や偏見が ニックを詐欺師へとさせてしまったり。
中盤、肉食動物だけが凶暴化する現象に対して、ジュディが 「肉食動物のDNAによるものです」 と、悪びれた様子もなく、発言してしまったり。(その後、失言だと気がつくのですが)。 「ウサギ」だということで差別されることが多いジュディ自身も、 別の差別をナチュラルにしてしまうのですね。服を着て、肉食動物と草食動物が共存している動物の世界でも、 人間と同じような差別や偏見が行われていて、それが解決できていない世界として描かれています。
現実世界でも起こっている偏見や差別について、アニメを通して考えさせられる内容でした。
さいごに
そんな感じで、面白くもありながら、考えさせられる作品でした。 ジュディとニックのコンビのやりとりをもっとずっと観ていたい素敵な作品です。
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